SC 35国内委員会(ユーザインタフェース)委員長 大山 潤爾
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1. 委員会概要 |
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国内での審議は,一般社団法人情報処理学会 情報規格調査会と合同で行っている。また国内WGについては, 国際のWGに対応した7つが組織されており,各WGでそれぞれの案件を審議している。
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2. 活動内容 |
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審議の対象となるユーザインタフェースは,従来のキーボード入力から, 最新の音声やジェスチャの入力から感情情報処理までを幅広く扱う。また高齢者・障害者配慮のための
ユーザインタフェースアクセシビリティ(視覚などに障害のある人を含めた多くの人が情報通信機器を操作できること) も重要な焦点となる。日本は積極的に標準化に貢献しており,2021年8月現在,11件の審議案件があり,そのうち3件には日本からプロジェクトエディタまたはプロジェクトコエディタを出している。
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4. その他 |
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情報技術の分野は進歩が速く,ユーザインタフェースも次から次へと新しい技術が登場する。今後注目しておかなければならないのは,例えばウェアラブルデバイスやメタバースやxR(VRやARやMR等の総称)のユーザインタフェースである。これらは,デバイスが小型であるために, 従来のキーボードやタッチパネルなどのように直接触って操作するだけではなく,音声やジェスチャによる非接触の操作も取り入れられている。また,感情情報処理を取り⼊れたユーザインタフェースの検討も始まっている。
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