SC 35/WG 4国内委員会
(モバイルデバイスのユーザインタフェース)
主査 池田 宏明
1.委員会概要
ISO/IEC JTC 1/SC 35専門委員会内(ユーザインタフェース領域)の第4WG(WG 4)の国内対応小委員会であり, モバイル機器のユーザインタフェースに関するISO/IEC規格を審議している。10名の委員で構成される。国際SC 35/WG 4のコンビーナは,山本喜一氏である。任期:3年(2023-01-01~2025-12-31)。
2.活動内容
メニュー選択ユーザインタフェース ガイドラインのマルチパートの国際規格の開発にあたっている。 第1部:メニューナビゲーション規格群のフレームワークのDIS及び第3部:1方向デバイスを用いたメニューナビゲーションのCDを審議した。 また,2015年に発行された第2部:4方向デバイスを用いたメニューナビゲーションの第2版を発行した。仮想キーボードのインタフェースに関するNPについて,第1WG(WG 1)に協力している。
3.審議規格など
最近次の案件を国際審議し,国際規格等として出版した。
- ISO/IEC DIS 17549-1 Ed.1 Information technology – User interface guidelines on menu navigation – Part 1: Framework(情報技術 — メニュー選択ユーザインタフェース ガイドライン — 第1部: 枠組),フランス提案
- ISO/IEC 17549-2 Ed.2 Information technology – User interface guidelines on menu navigation – Part 2: Navigation with 4-direction devices(情報技術 — メニュー選択ユーザインタフェース ガイドライン — 第2部: 4方向デバイスによるナビゲーション),日本提案,プロジェクトエディタ:池田宏明氏
- ISO/IEC CD 17549-3 Ed.1 Information technology – User interface guidelines on menu navigation – Part 3: Navigation with 1-direction devices(情報技術 — メニュー選択ユーザインタフェース ガイドライン — 第3部: 1方向デバイスによるナビゲーション),フランス提案
4.今後の展望
モバイル機器のユーザインタフェースは,タッチパネル機構や新しい ジェスチャー機能と相まって大きく変化している。現在,各WGで横断的に議論を進めている。 今後の課題として,この動向を見据えながら,モバイル機器に対するアイコン・シンボルの検討も行う必要があると考える。